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2012年は難しく、そしてラングドック・ルーション地方では珍しいヴィンテージになりました。実際、この年のラングドック地方とルーション地方の畑は、この地方の品種は旱魃に対する適応能力を持っているにも関わらずまともに旱魃の被害を受けます。
それに加えて雹を伴った嵐が発生しており、収量の一部にダメージを与えたせいで収量は2011年に比べてマイナス20%という歴史的な低収量を記録。ルーション地方でも700 000hl分が破壊されたと見られており、大幅に収量が減少しています。
11月は他の月に比べて異常な程雨が多くラングドック地方では260mm、ルーション地方でも280mmの雨を記録しています。春は猛暑ではないですが暑くかなり乾燥したシーズンで、続く夏も暑さと乾燥が厳しいシーズンでした。また夏に発生した局地的な嵐は多くのブドウ畑に被害を及ぼしています。
幸いな事に風によって病害のブドウへの攻撃は防がれ、熱や旱魃、嵐を逃れられたブドウは完璧な成熟を迎えます。なんとかして収穫が行われ、小さいながらも凝縮感のあるバランスの取れたブドウが収穫されました。確かに収量は大幅に減りましたが最終的には良質なヴィンテージになりました。